ハオ丸陰陽堂弐号店幻さん

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天下一剣客伝

「へぇ、世界を舞台の御前試合か。こりゃまた面白そうなことをやってくれる」

手にした御触書の半紙を読み上げて、覇王丸は口元を緩ませた。

日本を離れて数ヶ月。世界武者修行の旅は順調に進んでいた。(※1)
見知らぬ異国での生活も日本のそれとは大差ない。夜露を凌げる場所が畳一帖分あれば、眠るには十分。咽を潤す酒があれば、心を癒すには十分。本気で腕試しができる相手が見つかれば、そこで朽ち果てるとも悔いはない。
そうして繰り返してきた日々を思い返し、覇王丸は快活な笑みを浮かべる。(※2)

「俺の剣がどこまで通じるのか楽しみだ。……さぁて。派手にやってやるぜ!」

銘刀・河豚毒(※3)を一閃。鍔鳴り、そして太刀風を起こし、覇王丸は征く。
残された御触書の半紙が両断され、風と共にその存在が失われる。
日本を離れた遠い異国の港まで数多の人の手を渡ってきた御触書(※4)は、偶然にも覇王丸の手に渡り、ついにその役割を果たしたのであった。




(※1)
常人の価値観から考えれば、想像を絶する苦難の旅と言える。

(※2)
自惚れではなく、この旅が自身の成長を促したことに満足している。

(※3)
覇王丸の愛刀。

(※4)
半紙自体がすでにぼろぼろで、文字も非常に読み辛い状態であった。
紙屑ほどの値打ちもあったかどうか。

天下一剣客伝 OFFICIAL STORY
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2006.11.14 trackback(0) comment(0)

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